女性ダンサー招かれた懇親会の自民党青年局「極めて不適切な余興」と陳謝 後任の青年局長に鈴木貴子氏

去年、和歌山市で開かれた自民党の若手議員らの懇親会に複数の女性ダンサーが招かれていたことを受けて、党の青年局は「極めて不適切な余興が実施された」と陳謝したうえで、再発防止を徹底するなどとしたコメントを出しました。

去年11月に和歌山市で開かれた自民党の「青年局近畿ブロック会議」の懇親会に露出の多い衣装を着た女性ダンサーが招かれていたことなどが分かり、先週、会合に出席していた藤原崇青年局長と中曽根康隆青年局長代理が辞任しました。

藤原崇 衆議院議員
中曽根康隆 衆議院議員

これを受けて、自民党青年局はコメントを出し「極めて不適切な内容の余興が実施されたことは誠に遺憾であり、深くおわびする」と陳謝しました。

また、藤原氏と中曽根氏は事前に内容を全く知らされておらず、終了後に注意したとしながらも「結果として余興の実施を許したのは国民の信頼を損ねるものだった」としています。

さらに、和歌山県連から、懇親会の費用に党本部からの助成金は使われていないと報告を受けたことを明らかにしました。

そして「このような事態の発生を猛省し、再発防止を徹底する」としています。

また、2人の辞任を受けて、自民党は藤原氏の後任の青年局長に鈴木貴子 元外務副大臣を起用する方針を固めました。

鈴木氏は比例代表北海道ブロック選出の当選4回で38歳。茂木派に所属しています。
防衛政務官などを経て、現在は党の副幹事長を務めています。