【短く解説】安倍派 新体制 どう見る?

Q.新たな安倍派の運営体制をどう見るのか?政治部デスクがずばり解説する。

A.今回決まった体制は、いわば「折衷案」の集団指導体制とも言える。誰もが認める後継者がいなかったものの、今後、内閣改造や党役員人事が控えているため、最大派閥として存在感を示すには新たな体制を決める必要があったとみられる。
しかし、所属議員の1人は「会長がいなければ人事の交渉力も弱まる」と話すなど、速やかに新しい会長を決めるべきという不満がくすぶっている。
最大派閥の行方は政権運営にも影響を与えるだけに新たな体制で安倍派が結束を図れるのかどうかが今後の焦点となる。 

政治部デスク
広内 仁
1997年入局。横浜局から政治部。ワシントン支局、与党キャップ、福岡局デスクを経て政治部デスク。