2023/12/14(Thu) 17:30信州学校プロジェクト『長野国際文化学院』

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信州学校プロジェクト、今回は諏訪市の長野国際文化学院に行ってきました!
去年に続いて2回目の訪問です。去年と生徒のみなさんの顔ぶれは変わりましたが、
熱意と懸命さはことしも変わりません。
真剣なまなざしでスピーチに向き合っている生徒のみなさんとの授業はとても盛り上がりました。

20代を中心とした若い留学生たちが、日本での進学や就職を目指して2年間学ぶ日本語学校、長野国際文化学院。主に中国やインドネシア、フィリピン、スリランカ、ベトナム、台湾などアジア各国から日本で学びたいと集まってきたみなさん。来年2月に、学びの集大成、卒業スピーチに臨みます。
今回私は2つのクラス54人のみなさんに向けてスピーチの勉強会を担当させてもらいました。

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卒業スピーチは、自分たちの思いを自分たちで文章にしたものをスピーチします。自己紹介や自分の好きなもの、みんなに知って欲しいことなど、テーマを自分で設定します。実際の卒業スピーチは5分間だそうですが、今回は1分間スピーチをクラスのみんなの前で発表してもらいました。本番を前に緊張感を経験するのはとても大事なことですね。緊張しない人はいないので、いかに緊張感の中で自分を出せるか、それには練習の段階から緊張感を作り出すことが大切です。私がまず感動したのが、みなさんの字の美しさ。改めて日本語は難しいと感じるのですが、日本語はひらがな、カタカナ、漢字が混在します。来日して1年半ほどで、みなさん日本語を使いこなしていて、しかも丁寧に心を込めて1字1字書いてくれていました。

先日、学校の行事で習字の授業があったそうで、みなさんの作品が廊下に貼られていました。
ここからもみなさんがいかに真摯に日本語に向き合っているかが分かりますよね。

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今回みなさんのスピーチを聞いて、多くの方が、語り掛けからスタートしていました。
「みなさんは〇〇について知っていますか?」「〇〇はどう思いますか?」
私のアドバイスは、文法の形式ではなく、本当に質問を投げかけてほしいということでした。
友達や家族と話すとき、質問したら相手の反応を当然待ちますよね。知ってる?と聞いたら相手が知っているか知らないかの答えによって、その後の話し方は変わるはずです。スピーチも例外ではありません。きれいな朗読ではなく会話です。相手の目を見て、相手に語り掛け、相手に届かなければスピーチが成功したとは言えません。最初のグループにこのアドバイスをしたところみなさんはすぐに実践に取り入れてくれて、みんなに手を挙げてもらったり、知らないという回答がきたら、写真を見せたり、違うたとえを言ったりして、原稿を超えた会話が自然にできるようになっていました。最後のグループの中には、ほとんど原稿に視線を落とさず、笑顔で、聞いているみなさんの顔を見ながら話す生徒もいました。聞いているみなさんも自然に笑顔になり、みんなで一緒に作るスピーチの温かい雰囲気が教室を覆っていました。空気作り。これができたらもうスピーチの成功は約束されています。
本番はもちろんもっと緊張すると思いますが、ぜひ、間違えずにきれいに読むという意識を超えて、会話を楽しんで欲しいなと思います。それがみなさんならできるだろうなと強く感じた授業になりました。
みなさん日本が好きで、日本で学びたいと来日し、アルバイト、自炊などもしながら、それぞれの夢に向かって目を輝かせて日々頑張っています。本当に心から尊敬しています。みなさんの夢がかなうことを心から願っています!

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これからも学校プロジェクトでは多くの皆さんとたくさん交流していきたいと思うので、
お気軽にお声がけください!
お申込みはこちらから。
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投稿者: 田中寛人  | 

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