ぶらり発見「くず」
- 2023年10月23日
朝晩冷え込んできて、本格的に秋の訪れを感じるようになりました。
今回の「ぶらり発見」では秋にちなんだ植物をご紹介します。
これは、くずの葉。
くずは、秋の七草のひとつで、「くず餅」や「くず切り」などにして食べられます。
県内でくずを体感できるスポットを訪ねてきました♪
向かったのが、三豊市内の山あいにある工房。
もともと近くの山で採れたみかんを貯蔵する倉庫でしたが、16年前に工房として改修されました。
この工房を立ち上げた
野草料理が大好きだという角田眞理子さんです。
角田さんが案内してくれたのは、工房内の談話室。
角田さんがもてなしてくれたのが、「くず」の葉を使ったお茶!
香り高くてとってもフルーティーな味わいでした♪
お茶以外にも角田さんおすすめのくずの葉の使い方があるそう。
一緒に葉を採りにいきました!
工房から車で山道を登っておよそ10分の逆瀬池。
池の管理者に事前許可をもらって、かごいっぱいにくずの葉を収穫しました♪
葉をぽきぽきと採っていける感触が気持ちよく、ゲームのように夢中になって楽しかったです!
角田さんの工房では、「草木染め」を体験することができるんです。
葉を細かくちぎって15分ほど炊いたら、タオルでこします。
割り箸やビー玉、洗濯ばさみ、輪ゴム、タコ糸などを使って模様をつけていきます。
先ほどこした液に、模様をつけた布を入れて、10分ほどかきまぜると…
自分だけのオリジナルスカーフが完成!
淡い緑色の綺麗な風合い。
デザインもおしゃれに仕上がって大満足♪
続いては、
くずを使った甘~いスイーツが食べられるところ!
善通寺市にあるわらび餅専門店です。
迎えてくれたのは、髙島さんご夫婦。
店主の宏至さんと奥さんの尚美さんです。
なんと5年前の開店当初から試行錯誤し、今年やっと完成した新たな「くずスイーツ」があるそう。
早速作ってもらいました。
くずの根のでんぷんから精製された「本くず粉」に、
宇治抹茶、さとう、牛乳を入れて、火に通しかきまぜます。
火加減とかき混ぜ具合のバランスが大切で、食感や味にかなり影響するそう。
出てきたのは、抹茶味の「くず練り」!
もちもち?ぷるぷる?の何とも言えないくせになる新食感のデザート。
上品な抹茶味ともよく合っていておいしかった♪
日中は日差しが柔らかく外出にはうってつけ。
散歩して秋の自然を存分に感じてみるのもいいですね♪