2018年に放送した「すくすくアイデア大賞」の中から、もう一度見たい子育てアイデア作品を紹介します。


あ!たおれちゃった?!

東京都 阿部さん

阿部家は、高校1年・中学1年・小学1年・4歳の男4人兄弟!そんな阿部さんが、子育てでいちばん苦労しているのが兄弟ゲンカです。
そこで、ママは「ケンカを楽しく止めることば」を考えました。

子どもたちがケンカを始めたら、ママは「そんなことすると、たおれちゃうよ」と言います。

すると、上の子が本当にたおれてしまいます。
実は「たおれちゃうよ」という言葉に合わせてケンカをしているうちの1人がたおれることが、阿部家のお約束なんです。

ママが「たおれちゃったよ!大変!」と大げさに騒げば、下の子は芝居だとわかっていても、お約束で様子を見にきます。
これでケンカがストップ。

このお約束は、お兄ちゃんたちが幼かった10年前からやっています。怒ってケンカをやめさせるのではなく、楽しく解決できるアイデアなんです。


歩かない子が歩いてしまう魔法のスイッチ

宮城県 東田さん

歩きたくないとダダをこねた子どもが、思わず歩きたくなるアイデア。

ママの体にスイッチが付いている設定で、子どもにスイッチを押してもらいます。

すると、ママが「ぼよよ~ん」と言いながら体をくねらせて前に進んでいきます。
ママのユーモラスな動きにつられて、子どもも歩き出すというわけ。

とっても手軽なアイデアでした。


おしっこできろ~

岩手県 五嶋さん

五嶋さんは、次女(2歳2か月)のトイレトレーニングで悩んでいました。トイレに行くことすら嫌がり、おむつも外れません。
そこで、ママは「トイレに行かせるためのことば」を考えました。

それは、子どものおなかを手でさすりながら「おしっこできろ~」と言葉をかけること。魔法の呪文のように唱えることがポイントです。

そして、「おしっこができたか、トイレに見に行こう!」と子どもを誘うと、子どもは確認するためにトイレに行きたくなるんです。

この「おしっこできろ~」は、他の子どもにも通用するのでしょうか。
子育てサポートセンターを訪ねて、トイレトレーニング中の親子に試してもらったところ、6人のうち4人の子どもがトイレに行くことができました。
簡単な呪文なので、みなさんも試してみてください。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです