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高校野球優勝の慶応 森林監督や大村主将らが横浜・日吉に凱旋

  • 2023年8月25日

慶応のナインが神奈川に凱旋!
選手や監督が慶応高校の日吉球場で取材に応じました。

取材:NHK横浜局記者・高橋哉至

深紅の大優勝旗とともに凱旋

大優勝旗を持つ大村主将

慶応高校の選手たちは24日午後、新幹線で神奈川に戻りました。
25日、高校のグラウンドには報道時およそ100人が集まり、森林貴彦監督や選手が取材に応じました。

一問一答  監督や選手が取材で語ったこと

森林貴彦監督

▼森林監督
ー優勝後、新しい姿につながる優勝だと言っていたが具体的には?
これは人それぞれ、チームそれぞれでいいと思うので、各チームがこれからの高校野球がどうなっていくのかなとか、うちのチームはどうなっていくのかなとかを考えていけばいいと思うんですけど、私どもは、たとえば髪型は自由だとか、選手と監督の関係性とか、選手が決める部分が大きいとかそういうことをやってますけども、それはそれぞれのチームで決めるということが大切だと思っているので、うちはうちのスタイル、ほかのチームはそれぞれのスタイルがあって、いろいろなスタイルがあって、やっぱり見ていてもおもしろいよねって思ってもらえるのが高校野球の新しい姿かなと。みんな坊主でみんな監督の言うことを聞いてっていうことからもうちょっと幅が広がっていくといいなと思ってます。

ーエンジョイベースボールは体現できた?
そうですね。エンジョイベースボールってそれぞれの解釈とかいろいろな理解があるとは思うのですが、私自身は野球という自分が大好きなスポーツをよりレベルを上げて楽しもうという風に考えています。現状維持で楽しむだけだとそれは何も進歩がないので、そうではなくて、今はこういう球が投げられるけど、もっと速い球が投げられるようになりたいとか、もっと強い打球を打ちたいとか、もっとチームとして強くなりたいとか、そうやってレベルを上げて野球を楽しむ。より上のレベルの野球を楽しむという風に私は解釈していて、そのために地道な練習とか苦しいことも乗り越えて、トレーニングも乗り越えて、でもそれで自分たちがうまくなっていく、強くなっていくということこそが楽しいとそれが本当のエンジョイベースボールじゃないかと思います。選手個々で誰かっていうのは、1人1人みんなエンジョイしている姿が私のまぶたにも焼き付いているので、あまり個人で誰がっていうのは名前があがりません。

ー学生コーチのときと指導方針は変わった?
それは日々変わっていくので、自分の中でも日々試行錯誤ですし、日々指導者としてちょっとでも成長したいと思ってやっているので、以前と変わったと言われれば当然変わっていますし、きのうとも違う、きょうはまたあしたとまた違うという形でいいと思っていますので、いつからどう変わったかというのは自分でも難しいですね。

ー印象的だったのは選手たちがピンチでも笑顔だということ。簡単にできること?
どう思いますか?ただ笑顔笑顔って言って、笑顔を作るとか、作り笑顔では意味がなくて、まず前提としてはあの場面を、本当に甲子園でいい相手とできていて、いい環境でできていて、本当にありがたいという気持ちがベースにあって、あとは自分たちの力を発揮するためにも下を向いてくよくよしていたりとか、緊張してがちがちの顔よりも、自分が大好きな野球をやれているんだからいい顔して野球をやったほうが、お互いにいいプレーができる、いいパフォーマンスが出せるよねっていうのが自分たちの共通認識としてあるので、それでそういう顔でできているんじゃないかと思いますね。特にことしのチームはいい顔して野球をやろうというのがひとつ目標として持っていたので、それを甲子園という舞台でも毎試合毎試合、毎イニング、1人1人が実践してくれたというのはうれしいですし、それを実践できたというのはメンタル面の安定とかそういうのがあったから、それができたんじゃないかなと思います。

ーふだん選手たちと接するうえで意識していることは?
ひとつは自分の頭で考えてほしいということです。自分で大好きな野球をやっているのに言われたことだけやっていてもおもしろくないと思いますし、自分で考えてやってみたらうまくいった、あるいはうまくいかなかったら今度次どうしようかという風に、次へ次へ思考がつながっていくと思いますので、たぶん言われたとおりにやっていると、言われたとおりにやってうまくできても自分の自信にはならないし、うまくいかなかったらたぶんその指導者とかコーチのせいにするし、そうじゃなくて、自分で責任持って自分で決めるという部分を大きくしたいというのがあります。もちろんチームとして共通の部分とかこれはやろうということはあるので、放任でなんでも自由にやっていいよではないんですけども、チームとして規律とか統一する部分と、自由や裁量があるという部分のバランスがすごく大事じゃないかなと思って、それをいつも気をつけながら大事にしています。

ーうまくいかない選手にはどう接する?
うまくいかないというのは表面的には野球ではうまくいかないかもしれないですけど、うまくいかないことも含めてたぶん本人は成長していると思うんですね。最終的に野球選手として2年半で高校野球で完成させたいって思っている訳じゃないので、その人がこの2年半を通じてまたこの先どうやって成長していくかって言った時にうまくいかないことも含めて成長の材料だと思うので、目先のうまくいくいかないはあまりそこだけにはこだわってないです。もちろん野球選手としてこうやってやったほうがうまくいくよとか、バントはこのほうが決まるよとか、もうちょっとこうやったほうがアウト取れるよということのアドバイスももちろん私、コーチ含めてする時もありますけど、それもベースにあるのは、「自分ではこう思う」「こうやってみた」というのがないといけないとは思っています。

ー地元日吉の応援は監督にとってどんな存在?
私にとっては中学高校からずっと通っているところで、家と同じくらい落ち着く場所で、日吉でいろいろな方が応援してくださっているというのはもういつもひしひしと感じておりますので、ありがたいんですが、なかなか1人1人にお礼はできないのでそれは申し訳ないなと思いながら、いつも感謝しながらグラウンドに立っています。

ー次のチームでの目標は?
次の新チームがすごく心配なので、きょうも練習を始めましたけど、まずは秋の大会で1勝するというのが目標で、甲子園で優勝して達成感とか余韻に浸るのはどうなのかなって思ったんですけど、正直言ってあまりなくて、今練習を始めた1、2年生とどういうチームを作れるのかなというのがどきどき、わくわくして秋の大会までまた頑張って練習していきたいなという思いが一番強いです。

大村昊澄主将

▼大村主将
ー日吉に帰ってきて思うことは?
3週間くらいホテル生活が続いて、非日常的な生活が続いてきたので少しほっとした気持ちといろいろな方におめでとうと言って頂いて、いろいろな人に応援してもらって自分たちのこの結果があったんだなという風に感じています。

ー日本一につながった練習は?
常に日本一を意識した日本一にふさわしいチームになろうということを常に念頭に置いて練習してきたので、キャッチボールから私生活から細かいところ1つ1つを日本一につながる材料だと捉えて1個1個地道にやった結果がこの結果につながったと思います。

ー漫画のような展開だと言っていたが?
まず抽せん会のときに仙台育英のキャプテンと決勝でやれたらいいなというのは自分は個人的に話していて、それが本当に現実となったというところが漫画みたいなシナリオだなと思ってましたし、センバツで仙台育英に負けて自分たちは本当に悔しい思いをしたんですけど、「仙台育英に勝とう」「仙台育英を倒そう」という明確な目標ができて、このチームで勝てなきゃ日本一になれないという目標ができて、そのおかげで、仙台育英のおかげで自分たちがここまで成長できたので、本当にすべてが運命的だなという風に感じています。

ー森林監督はどんな存在?
自分はまず森林さんについていこうというこだわりを強く持っていて、森林さんは自主性を重んじてくださって、選手個々を尊重してくれるんですけど、でも最後は森林さんの野球、森林さんの考えにみんなが1つになってまとまるという強さと結束力を持てた監督だと思います。

ー慶応を選んだ決め手は?
すごく縁を感じていたんですけど、一番は森林さんの元で野球がしたい、森林さんの元で野球をしたら自分も人としても野球選手としても成長できるなと感じたので、そこが決め手です。

ー森林監督の考えでどんなところが好き?
自分はキャプテンという立場なんですけど、自分のチームにしていいと最初に言っていただいて、自分がこうしたい自分がここを変えたいということを素直に受け入れてくださって、それに全力でサポートをしてくれる、そんな森林さんの姿勢が好きです。

ー甲子園で優勝して成長できたと思えるところは?
甲子園という舞台はすごいプレッシャーもあって不安に感じる部分もあったんですけど、でも、そんなことよりも甲子園という最高の舞台と最高の相手とやれるという環境を心の底から楽しめるという心の強さ。そこが人として成長できた一番の部分だと思います。

ー練習で成果が出たことは?
具体的に何かと言われたら分からないんですけど、すべてがつながっていたんじゃないかと思います。1球1球、1スイング1スイングが本当に練習すべての結晶ですし、厳しい練習、意識の高い練習を毎日毎日続けてそれが1スイング、1球にこもってそれが積み重なってこの結果が得られたと思っています。日本一のキャプテンに自分がなれればチームを日本一に導けるという風に感じていたので、自分がまずキャプテンとして日本一になろうと決意しました。

清原勝児選手

▼清原選手
ー親子そろって全国優勝はいかがか?
そうですね。親子に関してはそこまで自分は実感はなくて、自分はこのチームで慶応日本一をとりたいと本気で思っていたので、親子というよりもこのチームで日本一になれたのがうれしいです。

ーお父さんとは優勝してから何か話した?
「本当におめでとう」ということばをかけていただきました。

ー慶応を選んだ理由は?
自分で考える野球だったり、エンジョイベースボールというところにひかれて入りました。

ーエンジョイベースボールはどのように表現できた?
これまできつい練習だったりいろんな練習を耐えてそれでやっと甲子園に出られて、優勝できたので、本当のエンジョイベースボールを甲子園で見せられたと思います。

ー甲子園の感想は?
今まで生きてきて本当に一番の経験になりましたし、これからの人生に生きてくると思うので、それを生かすも殺すも自分次第だと思うので、この経験があってよかったと思えるように頑張っていきたいです。

ー監督はどんな存在?
本当に選手のことを一番に考えてくださって、このチームのことも一番に考えてくださって、本当に日本一の監督にふさわしい監督だと思います。高校に入っていろんなきついこともあったんですけど、森林監督はじめ赤松部長に本当に支えてもらって、この2人がいなかったら自分はないと思っているので、本当に感謝しています。

ー打席の風景は?
自分が打席に入ったらすごい歓声をいただいて、これは当たり前じゃなくてすごいことなので、感謝して打席に入りました。

ー応援ははっきり聞こえた?
そうですね。ものすごく聞こえて、こういう応援をしていただいているのが当たり前じゃないんだと感じました。

ーひと言で甲子園はどんな場所?
「最高の舞台」ということばが自分としてはふさわしいと思います。

ー甲子園が終わってしたかったことはできているか?
甲子園が終わって、しっかり今までお世話になった人や関わった人に恩返ししたいという思いが強いので、それは徐々にやり始めているところです。

ー仙台育英のイメージは?
本当に仙台育英さんはすごい投手もたくさんいて、打撃陣もすごく調子がよくて、もちろん自分たちがチャレンジャーなのは変わりがないので、本当にすごくいいチームだと思います。

ー実際に戦ってみてイメージどおり?
予想をはるかに超える手強いチームで、監督はじめ、すごくいい選手がたくさんいて、その中で自分たちも、森林監督はじめ、すごいいい選手が最終的にはいたと思うので、本当にいいチームだと感じました。

ー今後の野球人生どうしたい?
まだ正直頭の整理もついていなくて、まだ何も決まっていないので、いろいろな人の知恵を頂いて考えようと思います。 

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