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  • 2023年8月22日

夏の全国高校野球 107年ぶりの頂へ 「エンジョイ・ベースボール」 慶応高校(横浜市港北区)あす決勝

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夏の全国高校野球、107年ぶりの優勝を目指しす神奈川の慶応高校(横浜市港北区)。あす、甲子園球場で宮城の仙台育英(仙台市宮城野区)と決勝の舞台に立ちます。春のセンバツでも対戦し、そのときは敗れています。 
ゆかりの人たちから、優勝に向けて、選手たちにエールが送られました。

決勝前に最終調整

対北陸高校戦での丸田選手

慶応高校の選手たちは、午後0時半ごろから兵庫県西宮市のグラウンドで1時間半ほど調整しました。練習時間の多くをバッティング練習にあて、準決勝でタイムリーヒットを打ったキャプテンの大村昊澄選手や、1番を打ち、18歳以下の日本代表に選ばれた丸田湊斗選手が力強いスイングで鋭い当たりを飛ばしていました。 
一方、準決勝で完封したエースの小宅雅己投手など投手陣は疲労も考慮し、キャッチボールなどの、軽めの調整で備えていました。

森林貴彦 監督 
「センバツで仙台育英高校に負けて、そのおかげでこのチームは決勝まで来ることができたと思っている。恩返しのつもりであすは全力で戦いたいです」

大村昊澄 選手 
「107年ぶりという数字を聞くと、歴史を作っているんだと思いわくわくしてすごく楽しいです。センバツの経験もあり仙台育英の投手陣を打ち崩すことを目標としてきたので最高の舞台で戦えることができてうれしいです」

丸田選手は、夏の大会が始まる前に仙台育英と練習試合をしていたことを明かしました。

丸田湊斗 選手 
「当時の投手は湯田統真投手で、スリーベースヒットを打った記憶があります。相手が警戒してくれれば、出塁の可能性も増えるので、警戒してもらえたらうれしいです。ただし、湯田投手の攻略法は秘密です。仙台育英に勝つために僕らは春よりも強くなったので春の借りを返したいです」

上田前監督「エンジョイ・ベースボールを楽しんで」

1990年から25年間監督を務めた上田誠さん。「エンジョイ・ベースボール」の考え方を高校に導入しました。「エンジョイ・ベースボール」とは、昭和初期に慶応大学野球部の監督を務めた腰本寿さんが、当時の日本の野球が、辛いことに耐えて勝利を勝ち取るという修行のようなものになっていたとして、スポーツ本来の明るい発想が必要だと打ち出した考え方です。107年ぶりの優勝に期待を寄せていました。

上田誠 前監督 
「エンジョイ・ベースボールは、楽をしてヘラヘラするという意味ではなく、自分で考えてプレイしてもっと挑戦しようという精神です。甲子園での試合を見ていて、どんなピンチでも楽しそうな表情でプレイをしていて、自分たちで考える野球を通して毎試合、成長していると感じます。甲子園という場所は、チームをどんどん強くしてくれる面白い場所だと思います。仙台育英とは定期的に試合をしていて、甲子園の決勝という場で勝負することにワクワクしています」

野球部を応援 慶応女子バトン部初代メンバー「みんなで応援する がんばって!」

都内に住む飯田むつみさん(67)は、慶応義塾女子高校の1年生だった51年前の昭和47年、バトン部の前身となる「バトン愛好会」を同級生とともに立ち上げ、翌年からチアリーダーとして野球部を応援していました。

今回の大会で甲子園球場のアルプス席から応援しているのもバトン部の後輩たちで、応援歌の中には当時と同じ振り付けのものもあるということです。飯田さんが高校生の頃は野球部が甲子園に出場することはかなわなかったということで、今回の快進撃に大きな喜びを感じています。テレビ中継で試合を見るときは、慶応スポーツ伝統の応援歌「若き血」を口ずさむなどして応援していたといいます。決勝は、甲子園のアルプス席に駆けつけ、現役のバトン部員たちと一緒に応援するということです。

飯田むつみさん 
「選手みんなが笑顔でピンチの場面もチャンスに変えていると思います。優勝できると信じて応援してきたので、選手たちには思い切って決勝戦を楽しんでもらいたいし、『みんなで応援しているから頑張ってね』と言いたいです」

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