最大2万円分のポイントがつく「マイナポイント第2弾」の申請期限は9月末です。自治体の窓口の中には混雑するところもあります。一方で、ポイントを申請させるように見せかけてクレジットカードの番号や個人情報をだまし取ろうとする詐欺メールや偽サイトなどに注意が必要です。
これからマイナポイントを受けとるには、マイナンバーカードを2月末までに申請していることが条件で、さらに健康保険証をひも付けて、公金受取口座を登録することが必要です。
ポイントの申請だけしてなかったので、急いできました。
最初来た時によく分からなかったので2回目です。
ポイント加算、面倒だったのでほったらかしにしていました。
自治体のうち川崎市が区役所に設けた受け付け窓口では26日、午前中から市民が次々に訪れていました。取材に向かった時間帯では支援コーナーの待ち時間30分ほどでした。
訪れた人に話を聞いてみると、子どものマイナポイントの申請手続きの中で暗証番号を間違えてロックがかかってしまい、その解除のために本人と一緒に窓口にきたという親子もいました。
ロックかかっちゃって。本人がいないとだめなので、学校でたまたま早く帰れたからよかったけれども。
手続きはマイナンバーカードをスマホで読み取って行うこともできますが、担当者によるとスマホが古いと、こんなケースもあるということです。
川崎市デジタル化施策推進室 岡村弘幸担当課長
「私もですが、スマートフォン自体5年以上持っているものなので、マイナンバーカードが読み取れないものなので、そういう時は端末で登録しないといけないニーズもあるかと思っている」
川崎市は窓口を市内9か所に設けていますが、いずれも9月上旬ごろから混雑が特に目立つようになってきたということです。
川崎市の窓口は申請期限の前日、9月29日まで午前9時から午後5時まで受け付けています。
こうした中、総務省は、申請期限が迫っていることに乗じた詐欺に注意するよう呼びかけています。
具体的には、ポイントの申請を促すメールを送りつけて偽サイトに誘導し、クレジットカードの番号や、氏名・生年月日などの個人情報をだまし取る手口や、総務省や市区町村の職員をかたって、申請のために手数料が必要だとして金をだまし取ろうとする電話などが確認されているということです。
総務省は「少しでも不審に思ったら最寄りの警察署か、『マイナンバー総合フリーダイヤル』の0120-95-0178に相談してほしい」としています。