詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
今回は近所の人の気配りで詐欺の被害を未然に防いだ事例を紹介します。
テーマは「近所の声かけで被害を防げ」です。
東京・八王子市に住む80代の女性のもとに、市役所の経理課の職員を名乗る男から「医療費の還付金があるので、銀行の口座番号とカードの暗証番号を教えてください」と電話がありました。
話を信じた女性は、男に口座番号と暗証番号を伝えると、今度は銀行の行員を名乗る男から電話がありました。
相次ぐ電話に混乱してしまった女性は、話の内容を理解しないまま、「同僚がキャッシュカードを受け取りにいくので渡してほしい」という男のことばを信じて家の外に飛び出しました。
すると、女性とふだんから交流があった隣に住む60代の夫婦が、女性の様子を不審に思って声をかけると、話の内容から詐欺だと気がつき、女性を説得して警視庁に通報。
女性は被害に遭わずにすみました。
皆さんへのお願いです。「近所の声かけで被害を防げ」
被害に遭いそうになった女性は「ふだんから仲よくしているお隣さんだから、相談することができた」と話していたということです。
電話でお金の話をされたら詐欺だと疑い、警察や家族、信頼できる近所の人に相談するなどして決して1人で行動しないようにしましょう。