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さいたま市の事例で学ぶ特殊詐欺の対策と手口「黄色の用紙が出る」に注意

  • 2024年1月29日

詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「黄色の用紙が出る」に注意です。

去年12月、さいたま市に住む80代の女性の自宅に区役所の職員を名乗る男から「還付金がありますが、申請期限が過ぎています」と電話がありました。

さらに男は、こう言いました。
「コンビニエンスストアのATMで操作すれば黄色の用紙が出ます。その紙があれば銀行で還付金を受け取れます」

話を信じた女性は、コンビニに向かい指示された番号に電話をかけました。
電話には、銀行員だという男が出て、女性が要求どおりにATMを操作したところ、およそ96万円を女性が振り込む結果となり、だまし取られてしまったということです。

皆さんへのお願いです。「黄色の用紙が出る」に注意

ATMで金を振り込ませてだまし取るのは、典型的な詐欺の手口で、詐欺グループはもっともらしいうそを言って、あなたをATMに誘導してきます。「黄色の用紙が出る」というのも、まったくのうそで、あなたを混乱させてATMでどういった操作をしているのかわからなくするのが狙いなんです。

そもそも「還付金」があるという電話は詐欺の疑いがあります。
そういった時は、指示には従わず、あなたの側から役所や警察に連絡してください。

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