詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「暗号資産を始めたに注意」です。
神奈川県の特殊詐欺被害
「口座が不正に使われているに注意」
「かばんを盗まれたに注意」
「暴力団員を名乗る電話に注意」
「あなたの声かけが被害を防ぐ」
神奈川県厚木市に住む80代の女性の自宅に、息子を名乗る男から「暗号資産を始めた」などと電話がかかってきました。
男は、取り引きに必要だとして「お金を貸してくれないか」と言うのです。
さらに「自分は実家まで行けないので、会社の人が取りに行くので渡してほしい」と要求してきました。
女性は、80代の夫に相談しましたが、ともに話を信じてしまい、金融機関から現金100万円を引き出したということです。
そして、自宅の近くに訪れた息子の会社の同僚を名乗る男に手渡し、だまし取られてしまいました。
皆さんへのお願いです。「暗号資産を始めたに注意」
今回のケースでは、「暗号資産」という話を夫婦ともに信じてしまいました。
警察によりますと、近年、「暗号資産」や「電子マネー」といった高齢者にとって、比較的なじみの薄い話を持ちかけて、現金をだまし取る手口が後を絶たないということです。
たとえ、息子や娘からの急なお願いであっても、ひとまず電話を切ってください。
そのうえで、ふだんやり取りしている連絡先にかけ直したり、警察に相談したりしてください。