詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「逮捕の代わりに金を振り込め」に注意です。
去年11月、埼玉県所沢市に住む20代の男性の携帯電話に警察庁の職員を名乗る男から「あなたが契約した携帯電話から、迷惑メールが送信されていて被害届が出ています」と電話がありました。
続いて、検察官を名乗る人物からも連絡があり「あなたを逮捕しないので、代わりにお金を納めてほしい。手続きが終われば返金する」と言うのです。
話を信じた男性は、このあと3回に渡って、指定された口座に現金を振り込みました。
その結果、合わせて現金440万円をだまし取られてしまいました。
皆さんへのお願いです。「逮捕の代わりに金を振り込め」に注意
警察官や検察官が逮捕しないとしてその代わりに現金を要求してくることは、絶対にありません。
警察や検察をかたって突然、電話がかかってくると驚くのも無理ありませんし、さらに犯罪に関わったとか「逮捕される」などと言われると不安に感じてしまうかもしれません。
そうした不安につけ込もうとするのが詐欺グループの狙いなんです。
このような電話があれば焦らずに電話を切り、家族や警察に相談してください。