詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「振り込めば裁判差し止めに注意」です。
栃木県の特殊詐欺被害
「新型コロナの影響に注意」
「電話が汚染されているに注意」
「カードを新しくするので預けてください」
去年12月、宇都宮市に住む60代の女性の携帯電話に「通信事業者よりお知らせ、ご利用料金について」として電話番号が書かれたショートメッセージが届きました。
女性が電話をかけると、男から「調査して折り返します。あなたの電話番号を教えてください」と言われ、女性は教えてしまいました。
すると、通信会社の職員を名乗る男から電話があり「データ通信の未払いがあります。きょうの午後までに都内に来られない場合は裁判になります」としてこう言うのです。
「現金を振り込めば裁判の差し止めが出来ます」
話を信じた女性は、近くのATMから現金70万円を指示された口座に振り込んでしまいました。
皆さんへのお願いです。「振り込めば裁判差し止めに注意」
突然「裁判になる」などと言われると、身に覚えがなくても驚いたり動揺したりしてしまいますよね。詐欺グループはそうした不安な気持ちにつけ込んで、お金を払えば状況がよくなるかのようなうそを言ってくるんです。
電話でお金の話をされたら、それがどんな理由であれ詐欺の可能性があります。
相手の話をすぐに信じ込まず一度、電話を切って家族などに相談するようにしてください。