年末に!“防災大掃除”!
- 2023年12月26日
2023年もあとわずか。ということで、今回のテーマは 「大掃除」 です。
年末のこの時期、取りかかっている方も多いのではないでしょうか。
実はこの「大掃除」にも、"防災"の視点を取り入れることで、住まいの安心・安全を高めることにもつながるんです。
親子の防災活動に取り組む、高木ゆかさんに教えてもらいます!
年末でいろいろと忙しい時期。だからこそ、大掃除と一緒に、防災チェックをしてみませんか
①廊下から玄関までのポイント
!避難経路になる場所のため、できるだけものを置かない
大きな棚などは置かないようにし、できるだけものを減らします。いざというときの迅速な避難のためであることはもちろん、置いてあるものでけがをしないためです。
そのための工夫の一つが、こちら。家族の写真は、額縁に入れずパネルに。
額縁が割れたり、あたったりしてけがをしないようにするためです。
②リビングのポイント
!リビングは、家族が長い時間過ごす場所。揺れでけがをしないような対策を
高木さんは、背の高い家具を出来るだけ置かないようにしています。
背の高い家具がある場合は、固定が必要です。
テレビなどの家電も、揺れで倒れたり飛んだりして、大きなけがにつながるおそれがあります。大掃除で動かすときに、 金具や耐震マットなどで固定をしておきましょう。
食器棚がある場合は、揺れで食器が飛び出してこないように、開閉防止器具をつけておきましょう。
③窓ガラスのポイント
!ガラスの飛散防止フィルムをはる
窓ガラスをきれいにしたついでに、「飛散防止フィルム」をはると、揺れや台風のときに、
窓ガラスが割れるなどしてけがをするのを防げます。
貼ってある方も耐久年数が過ぎていないかご確認を。
自宅で避難生活を送る「在宅避難」を行うためにも大切です。
④おしいれの掃除と一緒に、備蓄のチェック!
!水や食料の消費期限はきれていないか
!家族の人数分×1週間のストックがあるか
賞味期限が長いものは残し、短いものは消費に回します。
!ライトがつくか、充電器が使える状態か、防災グッズの点検もしておきましょう
高木さんのおすすめは、こうした防災グッズを車の中にも入れておくこと。
車で被災したときのほか、帰省などで渋滞に巻き込まれたときにも役立ちます
大掃除でものを動かすついでに、
ぜひ防災チェックをしてみてくださいね!