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秋だ!芸術だ!本多キャスターが浜松で絵手紙の極意に迫る!

11月8日(水)放送「しず♡LOVE」 浜松市浜北区
  • 2023年11月19日

 

「たっぷり静岡」で毎週水曜日に放送しているコーナー「しず♡LOVE」。
キャスターたちが体当たりで超ローカルな魅力を発見しに県内各地を取材します!

11/8(水)の放送では、本多キャスターが、浜松市浜北区に行ってきました!
芸術の秋。そして、そろそろ年賀状も気になる時期ですが、みなさん「絵手紙」って描いたことはありますか?

自分の感性で自由に筆を走らせる絵手紙。
そこに「失敗」ということばはないんだとか。
等身大の自分を表現しながら誰かに思いを伝える
絵手紙の世界に挑戦してみました!
 


 ★記事の末尾には期間限定で動画も公開★

浜松市 浜北区 
絵手紙の達人を訪ねて

絵手紙といえば、私たち「ひるしず」キャスターにとっては馴染みの深いもの。
というのも、放送の中で日々皆さんから送られた絵手紙を紹介しているからです。

いつも皆さんが心を込めて描いてくれた絵手紙を見て
「絵手紙ってどうやって描いているんだろう」と気になっていました。

そこで、絵手紙の極意を知るために向かったのは
浜松市浜北区。
 

本多「きょうはおだやかな秋晴れです!!
 今から絵手紙の達人のところに行ってきます!」

 

太田浩一さんと妻のふみ子さん。
ご夫婦で絵手紙教室を開いています。
 
ご自宅や浜松市内の小学校、高齢者施設などで、なんと、年に100回ほども教えているんです。
それにしても、絵手紙の魅力とはどこにあるのか、聞いてみると。

浩一さん

絵がある手紙っていうところですよね。
文面だけでは伝えきれない家族の様子、日常の様子を伝えてもらうっていうところ。

ふみ子さん

教室でみなさんとおしゃべりが好きですかね。
おしゃべりしながらね、楽しく活動が。

きっかけは単身赴任 
絵手紙が深めた夫婦の絆

 

太田さんたちが絵手紙を描き始めたのは浩一さんが会社員時代、単身赴任をしていたのがきっかけでした。
ふみ子さんとお互いに近況を伝える絵手紙を贈り合っていたといいます。
 

 

 

浩一さん

気持ちみたいなのが伝わるように。
手紙を送り合って 元気でいるよっていうのを伝えるために。

ふみ子さん

とにかく手紙ですので
おしゃべりするような感覚で描けたので続けられましたね。

夫婦で25年間続けてきた
絵手紙教室

そこから太田さんは毎日のように描き始めました。

送る側も、受け取る側も、元気が出る絵手紙を広めたい。
太田さんは絵手紙教室を立ち上げ、25年間続けてきました。
 

 

 

絵手紙に失敗なし!! 
本多キャスターが挑戦!

私も太田さんの指導を受けて、描いてみることに。

絵手紙をかくときは筆を縦に持ちます。
この持ち方が大切なんだそう。

 

まずは、線を書く練習。横線をかいてみます・・・

普通に書くとこのように太い線になりますが・・・

 

ふみ子さん

1ミリ1秒くらい。ゆっくり引いてみてください

 

ふみ子さん

今引いたのと先ほど引いたのと、比べてどうですか?

本多

ぜんぜん太さが違います!
繊細な感じがしますね!

書道を15年くらい続けていたので筆を持つ機会は多かったのですが、慣れない筆の持ち方で、線を描くのも難しかったです。

ウォーミングアップを終え、いよいよ絵手紙を描いていきます。
今回描くのは、太田さんの家に実った柿です!

 

ポイント① 墨で輪郭線を描く!!

ふみ子さん

ぶっつけ本番。鉛筆で下書きなどはしません。
はじめから墨で書いていきます。
お手本なしで、必ず本物を描いていきます。

絵手紙に「失敗という考え方はない」んだそうです。
本物の柿をじっくり見ながら輪郭をかいていきます・・・。
はみ出すくらい大きくかくのがポイントです。

 

ポイント② ことばを入れる!

季節感や送り手の状況が分かるような言葉を書きます。
自分の言葉で短めが良いそうです。

 

ふみ子さん

大きく描けたねえ!!
始めてじゃないみたい!

 

ふみ子さんはほめ上手!!教室の皆さんも楽しそうに描いていました。
ほめられて伸びるタイプの私は嬉しくなってしまいました。

ポイント③ 色をつけていく!!

浩一さん

白いところを残す。
塗りつぶさないのが原則。

本多

塗りつぶしたくなっちゃいますね!

実物を見ながら、明るめの色で筆をとんとんおきながら塗っていきます。

 

最後に消しゴムで作った落款を押したら完成です!!

 

人生で初めてかいた絵手紙。
季節を感じながら筆を握る時間は とても風情がありました。

太田さんはこれからも絵手紙を広めたいと話します。

ふみ子さん

私のモットーは、100歳まで渡し続けるからねって。
そんな自信ありませんけど一応目標は百歳まで描けたらなと思ってます。

浩一さん

やっぱり真剣に描くっていうこと。
たとえ下手でもいいから真剣さが伝わるような。
そういうことに気を付けてますかね。

自分らしさを表現する手段として気軽に始められる
絵手紙。
1枚1枚に思いが詰まっていました。

取材後記

絵手紙を描いてみて感じたことは
描いているときにとってもウキウキするということ!

普通の絵とは違い、手紙なので誰かに向けて描きます。
送る相手の笑顔を思い浮かべて筆を握る時間はとても豊かに感じました。

「ひるしず」でも絵手紙を紹介していますが、
送られた絵手紙から、いつも季節の巡りを感じます。
皆さんの絵手紙のおかげで、旬の食べ物や花の名前に詳しくなったと思います。


大分局にいたときは美術のコーナーを担当し、よく絵を描いていました。
今回久しぶりに絵を描いて、芸術に触れる時間の楽しさを改めて感じ、
これを機に、また絵の具や筆を揃えたくなりました。
 

皆さんもご家族や友人に、絵手紙を送ってみては!?

平日午前11時50分から放送している「ひるしず」では
皆さんからの絵手紙を募集しています。
送っていただいた絵手紙の一部は
「ひるしずポスト」のコーナーで紹介させていただきます!
送ったことがない方もぜひお待ちしています!

★動画はこちら↓期間限定で公開★
 


【 絵手紙コーナーのあて先】
〒422-8787NHK静岡「絵手紙」係
住所・お名前(ふりがな)・電話番号もお書き添えください。
※返却はしていませんので、ご了承ください。

  • 本多葵

    静岡局 キャスター

    本多葵

    磐田市出身。「ひるしず」キャスター、「たっぷり静岡」リポーター。
    マラソンにハマっています。

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