2023 女子サッカーワールドカップ静岡ゆかりのなでしこ一覧

2023年07月20日

オーストラリアとニュージーランドで行われるサッカー女子のワールドカップが7月20日に開幕しました。世界ランキング11位の女子日本代表「なでしこジャパン」は9大会連続9回目の出場となります。代表メンバー23人のうち、静岡にゆかりのある7人の選手を紹介します。

静岡ゆかりのなでしこは 7人

静岡にゆかりある7人のうち、2人は高校サッカーの強豪、藤枝順心高校出身です。

ミッドフィルダーでアメリカリーグ、ポートランドソーンズの杉田妃和（ひな）選手です。ワールドカップは2大会連続出場。中盤のどのポジションもこなし、正確なパスと意外性のある仕掛けが得意です。高校時代には17歳以下の日本代表で世界一になりました。

もう1人がフォワードでジェフ千葉の千葉玲海菜（れみな）選手です。スピードとフィジカルの強さをいかした突破力が光るフォワードで、キャプテンとして3年生の時に高校日本一に輝きました。

また7人のうち5人は、JFAアカデミー福島出身です。日本サッカー協会がエリート選手育成のために設置したJFAアカデミー福島は、東日本大震災と原発事故の影響で静岡県に拠点を移していました。
その５人は、ゴールキーパーでアルビレックス新潟の平尾知佳選手、ディフェンダーでINAC神戸レオネッサの三宅史織選手、ディフェンダーでINAC神戸レオネッサの守屋都弥（みやび）選手。

そして、ディフェンダーで三菱重工浦和レッズの石川璃音（りおん）選手、ミッドフィルダーでアメリカリーグ、エンジェルシティーの遠藤純選手です。

出身校・藤枝順心も盛り上がる

このうち、杉田選手と千葉選手の2人を輩出した藤枝順心高校では卒業生の活躍に大きな期待を寄せています。学校には、いまも2人が在学中に獲得したトロフィーなどが展示されているほか、校門近くには、2人の名前の入った横断幕が掲げられるなど応援ムードが高まっています。

2人の担任だった藤枝順心高校　加藤明日香教諭
杉田選手はグラウンド上とは違い、教室ではすごく静かで、周りに気を使える生徒という印象があります。千葉選手は人見知りですがサッカーに対して非常にまじめで、自己分析が得意な生徒でした。2人とも自分の長所を生かした思い切りのあるプレーをしてほしいです。