東日本大震災 いぎなり東北産 藤谷美海さんが語る"あの日"

「NHK東北温泉地応援プロジェクト」に参加する東北出身アイドルグループ「いぎなり東北産」。
NHK仙台放送局|東北温泉地 応援プロジェクト

今回、いぎなり東北産のメンバーに“あの日”のこと、そして、“あの日”からのことについて、語ってもらいました。

 

2011年3月11日、藤谷美海さんはどこで何をされていましたか?

(藤谷美海)
年齢は6歳の時です。6歳になりたての年長さんで、旅行で東京へ行っていて、その時はタクシーに乗って移動しようとしてて、タクシーに乗った瞬間に揺れました。地震ってまず、何が起こっているかわからない年齢だったので、大人たちがびっくりしているのとか、タクシーの運転手さんがなんかびっくりしているのを見て、何が起こっているんだろうっていう不思議な気持ちでした。風景が思い出せるぐらい鮮明で、高い所から火が出ているのとかも怖かったですし・・・。何が起こっているかわからなくて、(テレビで)何で家が流されているのかとか、何で家がある所が海みたいになっているかも、そのときは全然わからなかったので。ただ怖いっていう感情だけが、すごく残っています。
(藤谷美海)
あんまりすごい経験、すごい被害を受けたとか、直接被害を受けたわけではないんですけど、何だろう、忘れてほしくないし・・・。もし次、起こってしまった場合も、すぐ避難する、そういうのを忘れないでほしいなってすごく思うし、怖いからこそ忘れたくなることってあると思うんですけど、怖いからこそ自分が生きるためにどうやって対策するかを皆さんには忘れずに、風化させないように、本当にしたいなって思います。

藤谷美海さん、貴重なお話をありがとうございました。

 

NHK仙台放送局のサイト「あの日、何をしていましたか?」では、
みなさんの2011年3月11日について投稿を募集しています。
あの日、何をしていましたか?|NHK仙台 みんなの3.11プロジェクト