山崎真之輔参議院議員
週刊誌報道の女性問題で謝罪

参議院補欠選挙で初当選した山崎真之輔参議院議員が、写真週刊誌で女性問題が報じられたことについて「記事はおおむね事実」と認めて謝罪したうえで、議員活動は今後も全力で続ける考えを示しました。

10月に行われた参議院静岡選挙区の補欠選挙で初当選した山崎参議院議員は、写真週刊誌で女性問題が報じられ、インターネットで謝罪文を掲載していました。

山崎氏は10日の参議院本会議のあと、記者団に対し「週刊誌報道で記事化されていることは、おおむね事実です。長年にわたって女性を傷つけ、苦しい思いをさせていることに、おわびを申し上げたい」と謝罪しました。

また、週刊誌の取材に対して、一部の事実関係を否定していたことについては「『隠せるものならば』という心の弱さがあった」と説明しました。

そのうえで、今後の議員活動について「全力で続けたい。長期的に腰を据えてやっていきたい」と述べ、継続する考えを示しました。

静岡 川勝知事「もう応援することはない」

また、静岡県の川勝知事は9日、山崎氏について「残念至極だ。もう応援することはない」と述べました。

これについて山崎氏は「私の不祥事に対して怒っての発言はもっともだ。直接、話はしたいと思う。県のために知事や県当局、県議会会派のメンバーと一緒になって進めたいことに変わりはない」と述べました。

山崎氏 参院国民会派入り

参議院によりますと、山崎氏は4日、国民民主党の議員が中心の会派「国民民主党・新緑風会」に所属すると、会派側から届け出があったということです。

山崎氏はNHKの取材に対し「野党共闘の形として国民民主党と立憲民主党をつなげたい思いがある。小さいところに身を置いて橋渡しの役割を担いたい」と述べました。

その上で「選挙戦で野党の思いを結集することをしてきたので、全く色を付けてしまうことはできない」として、党に入ることは否定しました。

10月24日に投票が行われた参議院静岡選挙区の補欠選挙で、無所属で立憲民主党と国民民主党の推薦を受けて当選した山崎氏は、国会での所属先について「衆議院選挙の結果を見て考える」と述べていました。