自民 茂木幹事長就任会見
「優先はコロナ党改革参院選」

自民党の茂木幹事長は、就任にあたっての記者会見で、優先的に取り組むべき課題として、新型コロナウイルスからの回復や来年の参議院選挙への対応などをあげるとともに、党改革は岸田総理大臣の意向を踏まえ、早期に実行していきたいという考えを強調しました。

この中で自民党の茂木幹事長は、今回の衆議院選挙について「自民党だけで絶対安定多数となる261議席を確保し、国民から大きな信任をいただいた。その期待にしっかりと応えていかなければならない」と述べました。

そのうえで、優先的に取り組むべき課題として、新型コロナウイルスからの回復、党改革、それに来年夏の参議院選挙に向けた体制づくりの3点をあげました。

このうち党改革について、茂木氏は「自民党は変わっているという姿を示すことは極めて重要だ。多様な人材の活用により党内の活性化を図ると同時に、役員の任期制限をはじめとする人事の在り方やガバナンスなど、近代政党としてのルールづくりを検討したい」と述べ、できるものから早期に実行していきたいという考えを強調しました。

また、来年の参議院選挙については「衆議院選挙では地域によってはかなり苦戦を強いられた。地域の事情や課題を分析し、体制の強化や、どういう候補者を立てていくかを検討していきたい」と述べました。