星野リゾート代表“Go To”
再開はシンプルな仕組みを

全国に宿泊施設を展開する「星野リゾート」の星野佳路代表は、13日開かれた記者会見で、「Go Toトラベル」の再開にあたっては、利用者や事業者の間での混乱を避けるため、分かりやすい仕組みにするよう求めました。

政府は「Go Toトラベル」について、今後の再開時期を検討していますが、再開にあたっては、土日に利用客が集中するなど、これまで指摘された課題を踏まえ運用を見直す方針です。

これについて13日、オンラインで会見した星野代表は、「『Go Toトラベル』で重要なのはシンプルで分かりやすいということだ。曜日や時期によって割引率を変更すると、事業者の作業が煩雑になり、利用者も分かりにくい」と述べ、再開にあたっては事業者や利用者の間での混乱を避けるため、分かりやすい仕組みにするよう求めました。

また再開の時期については、「事業がいつ再開するか分からず、利用者の間では旅行商品の買い控えも起きている」と述べ、政府に対して再開時期をできるだけ早く決めるよう求めました。

一方、日本を訪れる外国人旅行者については、旅行者の数が感染拡大前の水準に回復するのは、2025年ごろになるという見通しを示しました。

そのうえで星野代表は「『Go Toトラベル』は、需要が戻るまで長く継続してほしい」と述べ、政府に対し旅行業界への長期的な支援を求めました。