職員処分「融庁で対応
されるだろう」菅官房長官

一部の新聞社が金融庁に申請した情報公開請求の内容が開示前に金融庁側から野田総務大臣に伝えられていたことについて、菅官房長官は午後の記者会見で「極めて不適切だ」としたうえで、情報を伝えた金融庁の関係者の処分が必要だという認識を示しました。

野田総務大臣の秘書が金融庁からの説明の場に調査対象だった会社の関係者を同席させていたことに関連し、一部の新聞社が金融庁に申請した情報公開請求の内容が開示前に金融庁側から野田大臣に伝えられていました。

これについて菅官房長官は午後の記者会見で、「金融庁が開示請求者に関する情報を事前に伝えたことは極めて不適切で、あってはならないことだ。各省庁は、情報公開法の趣旨を徹底し、適切に運用するべきだと考えている」と述べました。

そのうえで菅官房長官は、記者団が、内容を伝えた金融庁の職員を処分する考えがあるか質問したのに対し「金融庁において、そうした対応をされるのだろうと思っている」と述べ、関係者の処分が必要だという認識を示しました。