総裁選 石破氏は立候補見送り
野田氏は近く最終判断へ

自民党総裁選挙は17日の告示を前に石破元幹事長は立候補を見送り河野規制改革担当大臣を支援する見通しで、15日、正式に表明します。一方、野田幹事長代行は立候補に必要な推薦人の確保に取り組んでいて近く最終的に判断する方針です。

菅総理大臣の後継を決める自民党総裁選挙で動向が注目されていた石破元幹事長は13日、河野規制改革担当大臣から支援を要請されたことなどを受けて自身の立候補を見送り河野氏を支援する見通しです。

石破氏は15日の派閥の会合で正式に表明することにしています。

一方、野田幹事長代行は14日夜、みずからのブログで「私自身が動く必要性を強く感じ残された期間で準備に入る覚悟をした」と記し、立候補への意欲を改めて示しました。

野田氏は二階派や竹下派に働きかけるなど引き続き立候補に必要な推薦人20人の確保に取り組んでいて近く最終的に判断する方針です。

こうした中、党内最大派閥の細田派は14日の総会で所属議員の意見が分かれていることを踏まえ派閥として支持する候補者の一本化はせず、高市前総務大臣と岸田前政務調査会長の2人を支持しどちらに投票するかは各議員の判断に委ねることを決めました。

また河野氏が所属する第2派閥の麻生派は原則として河野氏と岸田氏の2人を支持する方向で調整しています。

ただ派内には高市氏を支持したいとする議員もいることからこれを容認するかも含め16日の会合で対応を決めたいとしています。

谷垣グループは15日の会合で岸田氏への支持を決めたいとしていますがほかの候補を支持することも容認する方針です。