枝野氏 政権交代を目指し
衆院選へ準備加速を呼びかけ

衆議院議員の任期満了まで3か月となる中、立憲民主党の枝野代表は、党の会合で、新型コロナウイルスの危機克服には政治の転換が必要だとして、次の衆議院選挙で政権交代を目指す考えを重ねて強調し、準備を加速するよう呼びかけました。

会合は、オンラインで行われ、全国の地方組織の選挙責任者らおよそ80人が参加しました。

この中で、枝野代表は、政府の新型コロナウイルス対応について「ここに至るプロセスも問題が多く、いまここにある危機的な状況にも答えを出せていないということは、政権に危機管理の力がないことを自ら証明したことにほかならない」と批判しました。

そのうえで「感染症の危機を克服し、当たり前の日常を1日も早く取り戻すには政治を変える必要があり、まもなく迎える総選挙こそ、その大きな一歩だ。わが党が政権の選択肢として先頭に立たなければならず、一丸となり戦いを進めていこう」と述べ、準備を加速するよう呼びかけました。

そして、会合では、10月上旬の投開票も想定し、候補者がいない選挙区への擁立の検討を進め、選挙公約の議論を急ぐことなどを確認しました。