“ロシア海軍 日本海で訓練
動向を注視” 岸防衛相

岸防衛大臣は、ロシア海軍が7日から日本の排他的経済水域を含む日本海の海域でミサイル発射訓練を行うことを把握しているとしたうえで、沿岸国である日本の権利などを損なうことがないよう求めるとともに、動向を注視する考えを示しました。

岸防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、ロシア海軍が7日から3日間、日本のEEZ=排他的経済水域を含む日本海の海域で、ミサイル発射訓練を実施すると把握していると明らかにしました。

そのうえで「ミサイル発射訓練の実施海域の一部に、わが国のEEZが含まれており、外交ルートを通じて、沿岸国であるわが国の権利および義務に妥当な考慮を払うよう申し入れた」と述べ、日本の権利などを損なうことがないよう求める考えを示しました。

そして「わが国周辺において、演習や訓練を含めたロシア軍の活動が活発化する傾向にある」と述べ、ロシア軍の動向を引き続き注視する考えを示しました。