陸上自衛隊が仏陸軍と
共同訓練

陸上自衛隊が11日から、国内で初めてとなるフランス陸軍が参加した共同訓練を始めることについて、岸防衛大臣はインド太平洋地域の平和と安定につながるものだと意義を強調しました。

陸上自衛隊は、海洋進出を強める中国を念頭に、島しょ防衛の能力を高めるため、11日から17日にかけてフランス陸軍と国内で初めてとなる共同訓練をアメリカ海兵隊も参加して始めます。

これについて、岸防衛大臣は記者会見で「ヨーロッパ各国がインド太平洋地域に高い関心を持ってきている。ビジョンを共有できる国々との態勢をしっかりと広げていくことが、地域の平和と安定につながる」と意義を強調しました。

また、これにあわせ、海上自衛隊がアメリカ、フランス、オーストラリアの海軍と4か国で訓練を行うことについて、岸大臣は「『自由で開かれたインド太平洋』のビジョンを共有する日米豪仏4か国の協力関係を一層深化させていきたい」と述べました。