英 最新鋭空母インド太平洋
地域に 岸防衛相 歓迎の意向

イギリス政府が最新鋭の空母「クイーン・エリザベス」を、インド太平洋地域に派遣すると発表したことについて、岸防衛大臣は歓迎する意向を示すとともに、自衛隊と共同訓練を実施するなど、両国で緊密に連携していく考えを示しました。

イギリス政府は最新鋭の空母「クイーン・エリザベス」を中心とする、空母打撃群をインド太平洋に派遣し、日本、インド、韓国などに寄港すると発表しました。

これについて岸防衛大臣は、閣議のあと記者団に対し「日本とイギリスの防衛協力関係を一層推進するものであり歓迎する。『自由で開かれたインド太平洋』の維持・強化のためのイギリスの関与を防衛面でも示し、地域の平和と安定を促進すると確信している」と述べました。

そのうえで、今回の日本寄港の機会にイギリス軍と自衛隊で共同訓練を実施するなど、両国で緊密に連携していく考えを示しました。

また、今回派遣される空母打撃群にオランダ海軍のフリゲート艦も加わることを明らかにし「基本的価値を共有するオランダとの関係を一層発展させるものとして歓迎し、緊密に連携していく」と述べました。