首相「自由で開かれたインド
太平洋」実現へ 米紙に寄稿

菅総理大臣は、就任後初めてアメリカを訪問しバイデン大統領との首脳会談を行うのを前に、アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿し「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、両国でリーダーシップを発揮したいと意欲を示しています。

この中で、菅総理大臣は「日本は、新型コロナウイルスの収束後に経済を成長軌道に戻し、世界経済で主導的な役割を果たせるかどうかの分岐点にある」と指摘したうえで「特に『グリーン』と『デジタル』に、潜在的な可能性を見いだしている」としています。

また、今回のアメリカ訪問について、バイデン大統領が、就任後、対面で会う初めての外国首脳となることに謝意を示し「自由や民主主義、基本的人権、法の支配といった、普遍的な価値を示す日米同盟を強化する機会にしたい」としています。

そして「自由で開かれたインド太平洋」は、地域と世界に平和と繁栄をもたらすとして、実現に向けて、日米両国でリーダーシップを発揮したいと意欲を示しています。