相次ぐ“法案ミス”で陳謝
「6月中に再発防止策を」

地方公務員法の改正案の条文にミスが見つかったことについて、加藤官房長官は、衆議院議院運営委員会の理事会に出席して陳謝したうえで、一連の条文などのミスを踏まえ、6月中に再発防止策をまとめたいという考えを示しました。

政府が国会に提出した法案にミスが相次いで見つかる中、地方公務員の定年を引き上げるための地方公務員法の改正案にも、条文の番号のずれなど、2件のミスがあったほか、参考資料に45件のミスが見つかりました。

これについて加藤官房長官は、衆議院議院運営委員会の理事会に出席し「再びこのようなミスがあり、誠に遺憾だ。心からおわび申し上げる」と陳謝しました。

そのうえで、一連の条文などのミスを踏まえ、省庁横断のチームで原因の究明を進め、6月中に再発防止策をまとめたいという考えを示しました。

野党側からは「チェックの指示が不徹底だったのではないか」という指摘や「非常に遺憾だ。これで本当に最後なのか」などと、批判の声も出ましたが、与野党で協議した結果、法案の出し直しは求めず、正誤表をつけることで合意しました。