特措法案ミス 立民が追求
「報告怠っていた可能性」

新型コロナウイルス対策の改正特別措置法の提出段階の法案でミスがあったことをめぐり、立憲民主党は、厚生労働省がことし1月の時点でミスを把握していたにもかかわらず与野党への報告を怠っていた可能性があるとして、事実関係の調査と説明を求めています。

政府が国会に提出した法案にミスが相次いでいる問題では、2月に成立した新型コロナウイルス対策の改正特別措置法の提出段階の法案にもミスがあったことが分かり、厚生労働省は確認されたのは24日だと説明しています。

これについて立憲民主党は、法案審査にあたった衆議院法制局が「法制局側がことし1月の法案審議中にミスを見つけ、その段階で修正したうえで厚生労働省の担当者にも伝えた」と説明していることを明らかにしました。

法案審議が行われた衆議院内閣委員会で、野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の今井雅人衆議院議員は「厚生労働省が、1月の時点でミスを把握していたにもかかわらず、与野党に報告を怠っていた可能性があり看過できない」と述べ、事実関係の調査と国会での説明を求めました。