“マスク会食 アクリル板
設置”徹底を 大阪府知事

大阪府の吉村知事は新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が適用されることについて、府民や事業者に改めて協力を呼びかけたうえで、会食時のマスク着用など、飲食店での感染対策の徹底を強く求めました。

大阪府は今月5日から来月5日までの1か月間、「まん延防止等重点措置」が適用されることを受けて、感染が急拡大している大阪市を対象地域としたうえで、市内の飲食店などに営業時間を夜8時までとするよう要請することなどを決めました。

これについて吉村知事は、2日、記者団に対し「感染が急拡大すれば、すみやかに対応することが必要だ。しばらくは感染の拡大が予想されるので協力をお願いしたい」と述べ、府民や事業者に改めて協力を呼びかけました。

そのうえで「ワクチンが広まるまでの間、食事を楽しんで感染も抑えようとすれば、マスク会食しかない。かなり不便だと思うが、感染対策に強くなるためマスク会食をお願いしたい。また、店にはアクリル板などをぜひ設置してほしい」と述べ、会食時のマスク着用など飲食店での感染対策の徹底を強く求めました。

また、吉村知事は重点措置の適用を受けて、大阪市での聖火リレーについては早ければ2日中にも地元として中止の方針を決めたうえで、大会の組織委員会に伝える考えを示しました。

そのうえで「準備を進めてきた聖火ランナーには本当に申し訳ない。代替措置が取れないか、組織委員会と協議しながら考えたい」と述べました。