「マスク会食定着に期待」
大阪義務化検討で 黒岩知事

大阪府が会食の際にマスクを着用する、いわゆる「マスク会食」の義務化を検討していることについて、去年の夏からマスク会食を呼びかけてきた神奈川県の黒岩知事は「これを機にマスク会食が広がることに期待したい」と述べました。

神奈川県の黒岩知事は「マスク会食」を発案し、去年の夏からポスターやチラシなどで呼びかけていて、営業時間の短縮要請でも飲食店に対してマスク会食を推奨することを協力金を支給する条件にしています。

しかし、飲食店の利用客などからは否定的な意見も多く、神奈川県内でも定着しているとはいえないのが現状です。

そうした中で、大阪府が義務化を検討していることについて黒岩知事は「多くの人がマスク会食が感染拡大防止に重要だという意識を共有するよいチャンスで期待している。マスク会食が広がれば、感染拡大を抑えながら経済活動を回すことができるのではないか」と述べました。

一方で義務化については、利用者や店にどこまで協力を求めるのか難しいとして「神奈川県としては強制ではなく、マスク会食は楽しいと思ってもらえるような呼びかけをしていきたい」と話しています。