接待問題 NTTと東北新社
社長に質疑 衆院予算委

総務省の接待問題で、国会では、衆議院予算委員会で、NTTの社長と衛星放送関連会社「東北新社」の社長が出席して質疑が行われました。

自民 盛山正仁氏「接待を重ねたのはなぜか」

自民党の盛山正仁氏は「将来が期待されていた総務省の公務員が役所を離れざるをえなくなった。国家公務員倫理法に反する接待を重ねたのはなぜか」とただしました。

NTTの澤田純社長は「倫理法上の問題はないと安易に考えていた。完全に認識が甘く、大変申し訳ない。各公務員の方々が処分を受けたことも大変申し訳ない。十分に具体的なルールを置いていないところもあり、これを機会に抜本的に改革し信頼回復に向けた取り組みを進めていきたい」と述べました。

立民 後藤祐一氏 外資規制違反で食い違い「報告は事実か」

立憲民主党の後藤祐一氏は、東北新社の外資規制違反で、総務省と会社側の説明に食い違いがあることについて「4年前の8月9日に外資規制に違反しているおそれがあることを総務省側に報告したのは事実か」とただしました。

これに対し、東北新社の中島信也社長は「きのうも確認したが、8月9日ごろ管理職が、当時の総務省担当局の総務課長に面談したのは事実だと報告を受けた」と述べました。

一方、当時、総務課長だった鈴木総合通信基盤局電波部長は「あいさつに来られたかもしれないが、外資規制違反のような重要な話を聞いていたら覚えているはずで、報告を受けた事実の記憶は全くない。会ったか会わないかの記録も残っていない」と述べました。