総務省の接待問題に関連して、加藤官房長官は、参議院予算委員会で、野党側から、菅総理大臣はNTTの幹部と会食したことはないのかと問われ、「菅総理大臣に確認したところ国民から疑念を招くような会食や会合などに応じたことはないとのことだった」と述べました。

この中で、立憲民主党は、総務省の接待問題に関連して、菅総理大臣は、NTTの幹部と会食したことはないのかとただしました。

これに対し、加藤官房長官は「政治活動として、さまざまな方々と意見交換していると承知しているが一つ一つについて、お答えすべきものではない。菅総理大臣に確認したところ国民から疑念を招くような会食や会合などに応じたことはないとのことだった」と述べました。

また、武田総務大臣も同様の質問に、「すべての会合や会食において、国民の疑念を招くようなものに応じることはない」と答えました。

このため、立憲民主党は、過去に、武田大臣は菅総理大臣の長男と会食したことはないと答弁しているのに、NTT側との会食があったかどうかはなぜ明確に答えないのかと追及しました。

これに対し、武田大臣は「菅総理大臣のご子息でもあり、具体的な個人名を挙げて質問されたので答えた。政治家としての個別の判断だ」と述べました。