入管施設でスリランカ人女性
死亡 法相が調査を指示

今月、名古屋出入国在留管理局に収容されていた30代のスリランカ人の女性が死亡したことについて、上川法務大臣は、死亡した経緯や施設の対応状況などを速やかに調査するよう指示したことを明らかにしました。

今月6日、名古屋市港区にある名古屋出入国在留管理局で、施設内の単独室に収容されていた30代のスリランカ人の女性が、職員の見回りの際、呼びかけに反応せず、意識がなかったため、病院に搬送されましたが、その後、死亡したことが確認されました。

上川法務大臣は閣議のあとの会見で、女性が以前から体調不良を訴え、施設内や外部の病院で医師の診察を受けていたことを明らかにしました。

そのうえで、上川大臣は「こうした事案が出たことを重く受け止めており、出入国在留管理庁に対して、死亡に至る経緯や対応状況などの正確な事実関係を速やかに調査するよう指示した」と述べ、死亡した経緯などを速やかに調査し、適切に対応する考えを示しました。