“冷凍庫などワクチン接種
体制構築急ぐ”経産相

新型コロナウイルスのワクチンについて、梶山経済産業大臣は医療従事者の先行接種に向けてワクチンを超低温で保管する冷凍庫の配備はすべて完了したとしたうえで、一般向けの接種体制の構築を急ぐ考えを示しました。

アメリカの製薬大手、ファイザーが開発した新型コロナウイルスのワクチンはマイナス75度前後で保管する必要があり、接種にあたっては超低温冷凍庫やドライアイスの確保が課題となっています。

これについて梶山経済産業大臣は、閣議のあとの記者会見で「ワクチンを保管するための冷凍庫は、政府として国内メーカーの4社から合計1万台を調達する契約を締結済みだ。医療従事者の先行接種に必要な冷凍庫は100か所に設置が完了している」と述べました。

そのうえで「今月4日から全国の接種会場への配送を順次進めている。6月末までに完了する予定だが、スケジュールの前倒しも行いつつ接種体制の早期構築を図りたい。搬送用のほか、場合によっては冷凍庫の代わりに使うドライアイスもしっかり対応していきたい」と述べ、一般向けの接種体制の構築に向け、冷凍庫やドライアイスの確保や配備を急ぐ考えを示しました。