自民派閥会合“軽率な行動”
“緊張感持って”3人離党で

自民党に所属していた衆議院議員3人が、深夜まで銀座のクラブなどに出入りしていた責任をとりたいとして離党したことについて、4日に開かれた党の派閥の会合では、軽率で遺憾な行動だったとして、ほかの議員にも注意を呼びかける意見が相次ぎました。

このうち、離党した松本 元国家公安委員長が所属する麻生派の会合で、麻生副総理兼財務大臣は「一連の行動は明らかに軽率で、大変遺憾だ。多くの人に自宅待機などのご迷惑をおかけしている真っ最中であり、心から申し訳なく、おわび申し上げる」と重ねて陳謝しました。

岸田 前政務調査会長は「国民の皆さんが力と心を合わせて頑張ろうという雰囲気に、冷や水を浴びせるような行動が出たことは誠に残念だ。いま一度、わが身を振り返り、気持ちを引き締めて活動を続けてもらいたい」と呼びかけました。

河村 元官房長官は二階派の会合で「仲間が離党したり、公明党に辞職者が出たりと、かなり厳しい状況にあることを頭に入れながら、緊張感を持って対応していかなければならない」と述べました。

また、伊吹 元衆議院議長は「一般には許されても、国会議員には許されないことがあり、しばらく窮屈だが、自覚して行動しないとしかたがない。銀座や六本木にはフリーのカメラマンがたくさんいるらしいので、大いに注意しなければならない」と述べました。