野は立ち居ふるまい
問題だった」自民 石破氏

森友学園や加計学園をめぐる問題などが相次ぐ中、自民党の石破・元幹事長は、6日夜、埼玉県ふじみ野市での講演で、かつて政権を失った要因を、こう分析し、党の現状に警鐘を鳴らしました。

「我々が、野に下った時、野党になったというのは、宮沢総理が解散総選挙をした時と、麻生総理が解散総選挙をした時でした。で、自民党は、別に政策が間違っていたとは私は思わないんですね。『どうも自民党がやってること最近おかしいね』って。『なんだか自分たちの考え方と違ってきたね』ってなった時に、ボロ負けに負けるんです。政策の問題ではない、立ち居振る舞いの問題なんです。で、麻生さんの時に、まぁ負けた負けた。300あった議席が119ですからね。救急車でも呼ぶか、みたいな」

「謙虚で誠実で正直で丁寧な政治というのは道徳の教科書じゃありませんけど、謙虚で丁寧で誠実で正直な政治家がやらなければなりませんし、『正しいから何が悪いんだ』ではなくて、国民が納得して『そうだね』って共感してもらう。そういう政治が、これから先は是非とも必要だと思います」