五輪開幕まで半年 “コロナ
対策講じ準備進める”五輪相

東京オリンピックの開幕まで23日で半年となることについて、橋本担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、新型コロナウイルス対策を講じて大会を開催するため、東京都などと緊密に連携して準備を進める考えを強調しました。

この中で、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、ことし7月の東京オリンピックの開幕まで、23日で半年となることについて「新型コロナウイルスの感染対策をしっかり講じて、東京大会を開催するべく、関係者が一丸となって努力している。東京都や大会組織委員会、IOC=国際オリンピック委員会などと緊密に連携して、準備をしっかり進めていきたい」と述べました。

一方、橋本大臣は、共産党の志位委員長が21日国会で開催の中止を求めたことについて「国内外での感染拡大の状況や医療体制を考えたときに、非常に心配だという声が、そのような発言になっていると思う。安心・安全のもと、東京大会が開催できるよう準備していくことが政府の今の努めだ」と述べました。

坂井官房副長官「成功に向けて一丸となって準備」

坂井官房副長官は閣議のあとの記者会見で、記者団が「海外メディアの報道で、政府が東京大会の中止を非公式に結論づけたとされているが」と質問したのに対し、「そのような事実はないと否定する」と述べました。

そのうえで「政府としては、大会の成功に向けて一丸となって準備に取り組んでいる。海外の状況などもあり、どこかの段階で実際に開催するかどうか判断を行う。それまでやるべきこと、進めていくことをしっかり準備したい」と述べました。