新型ミサイル迎撃実験成功
防衛相「抑止力高める」

日米が共同開発している新型の迎撃ミサイルによるICBM=大陸間弾道ミサイルの迎撃実験に初めて成功したことについて、岸防衛大臣は、日米両国の高い開発能力を実証したもので、抑止力を高めることにつながるという考えを示しました。

日米が共同で開発している新型の迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」について、アメリカ国防総省のミサイル防衛局は、今月16日にハワイ沖で初めてICBMの迎撃実験を行い、成功したと発表しました。

これについて、岸防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、「実験の成功は日米の優れた技術を結集した成果だ。新型の迎撃ミサイルの高い信頼性や能力を実証したもので、抑止力を高めることになる」と述べました。

そのうえで、岸大臣は「日本においても来年度以降、順次配備をする計画となっているので、配備を着実に進め、弾道ミサイルの脅威の対処に万全を期していきたい」と述べました。