自民党の古賀元幹事長は東京都内で講演し、派閥を引き継いだ岸田前政務調査会長について「派閥の大切なエースであり、このまま埋もれてはならない」と述べ、岸田政権を実現させたいという考えを示しました。

自民党の古賀元幹事長は菅内閣の発足について「私と菅総理大臣とは極めて濃いつきあいをしている。国難にリーダーシップを発揮できるのは、2代目や3代目の議員のような『つくしの坊や』ではなく、雑草のように踏まれても目的を実現するために頑張れる人であり、菅内閣の誕生は立派な選択だ」と指摘しました。

一方で古賀氏は、自身から派閥を引き継ぎ先の総裁選挙に立候補した岸田前政務調査会長について「派閥の大切なエースであり、このまま埋もれてはならない。岸田政権を絶対に作らないといけない」と述べました。

自身が派閥の名誉会長を辞任する意向を岸田氏に伝えたことについては「岸田氏の自立を促すという言い方はおかしいが、自分がいつまでも表に出ることで悪い影響が生じることが多くなってきた」と述べたうえで「派閥の結束力も強めていかなければならない」と強調しました。