終電繰り上げ「乗り継ぎで
利便性が損なわれないよう」

JR東日本が来年春、首都圏の17路線で最終電車を最大37分繰り上げることについて、赤羽国土交通大臣は23日の閣議のあとの記者会見で、私鉄との乗り継ぎなどで利用者の利便性が大きく損なわれないよう、鉄道事業者の対応を注視する考えを示しました。

JR東日本は来年3月のダイヤ改正に合わせて、首都圏を走る山手線や中央線、それに総武線など17路線で、最終電車の時刻を最大37分繰り上げ、1日当たり2万人に影響が出ると見込まれています。

これについて赤羽国土交通大臣は23日の閣議のあとの記者会見で「JRと私鉄の接続で利用者の利便性が大きく損なわれないよう留意する必要がある」と述べ、鉄道事業者の対応を注視する考えを示しました。

またJR東日本は、混雑を防ぐため最終電車の前の時間帯に必要に応じて臨時列車を運行することを検討していますが、赤羽大臣は「新型コロナウイルスの感染予防の面からも十分注意してほしい」と述べました。