ジャパンライフ元会長逮捕
「桜を見る会再調査を」野党

「ジャパンライフ」の元会長らが詐欺の疑いで逮捕された事件を受けて、立憲民主党など野党側が開いた会合では、元会長が顧客の勧誘に、総理大臣主催の「桜を見る会」の招待状を使っていたとされることなどをめぐって、政府に事実関係の再調査を求める意見が相次ぎました。

この事件で、立憲民主党など野党側は急きょ、政府の担当者を呼んで国会内で会合を開きました。

この中で野党側は「被害者の多くが、山口元会長から、『桜を見る会』の招待状を見せられて信用し、被害が広がった」と指摘しました。

また「元会長の招待状には、安倍前総理大臣の推薦枠と思われる『60』の番号が記載されていて、どういった関わりがあったのか、改めて調べる必要がある」などとして、政府に事実関係の再調査を求める意見が相次ぎました。

これに対し政府の担当者は、「特定の個人の参加の有無を確認するための名簿はすでになく、招待者や推薦元は個人情報に関わることなので回答できない」と述べました。