最低賃金「引き上げありきで
なく上げられる環境作りを」

梶山経済産業大臣は、菅総理大臣が自民党の総裁選挙で最低賃金の全国的な引き上げに言及したことに関連して、「引き上げありきではなく、上げられる環境作りが第一だ」と述べました。

菅総理大臣は自民党の総裁選挙にあたって公表した政策のなかで、地方を活性化するため最低賃金の全国的な引き上げを掲げていました。

これに関連して梶山経済産業大臣は閣議のあとの記者会見で、「引き上げありきではなく、上げられる環境作りが第一だ」と述べました。

そのうえで、「コロナ禍で落ち込んだ企業の業績を引き上げ、生産性を上げていくために、さまざまな制度を使って会社のスキルや能力をあげることが重要だ。そういう環境があれば、しっかりと最低賃金を上げていくということになるのでどういう流れになるか考えながらしっかり取り組んでいきたい」と述べました。