商 三村会頭「新総裁は
将来のビジョンを」

安倍総理大臣の後継を選ぶ自民党総裁選挙について、日本商工会議所の三村会頭は、2日の定例会見で、新しい総裁は新型コロナウイルスの感染対策と経済活動を両立させながら、人口減少や財政、社会保障などの課題にどう対応すべきか将来のビジョンを示してほしいと求めました。

この中で三村会頭は、「感染対策と経済活動を両立させることは最大の課題だが、新しい自民党の総裁は、将来の不安に対してどういう日本にすべきか示してほしい」と述べました。

そのうえで、「安倍政権は、7年余りの間で、円高対策などで大きな成果をあげたが、少子化や地方からの人口流出などの問題、それに財政や社会保障政策といった痛みをともなう改革には手をつけられていない」として新しい総裁は、人口減少や財政、社会保障などのさまざまな課題にどう対応すべきか、将来のビジョンを示してほしいと求めました。