権担えば党の憲法改正案
実現に取り組む考え 岸田氏

憲法改正をめぐり、自民党の岸田政務調査会長は、都内で行った講演で、「もし私が政権を担うことになったとしても、しっかり取り組んでいきたい」と述べ、「自衛隊の明記」など自民党が示している4項目の改正案の実現に取り組む考えを強調しました。

この中で、自民党の岸田政務調査会長は、憲法改正について、「時代の変化の中で憲法がどうあるべきか絶えず考える姿勢は大事だ。もし私が政権を担うことになったとしても、しっかり取り組んでいきたい」と述べ、「自衛隊の明記」など、党の4項目の改正案の実現に取り組む考えを強調しました。

また、岸田氏は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策について「ばく大な現金をばらまき、未来の世代の財政の機動性を奪うなど、世代間の格差を生じさせてしまった」と指摘し収束の見通しが立った段階で、財政健全化の議論も進める必要があるという認識を示しました。

一方、出席者から「次の党の役員人事で幹事長を目指すのか」と問われたのに対し、岸田氏は「安倍総理大臣の時代が終わるなら、ぜひ次を担える人間になりたい。人事があるとすれば、その大きな目標に資するポジションを得たい」と述べました。