戸の夜の街クラスター
事実上の収束宣言」知事

茨城県の大井川知事は24日、クラスターが発生した水戸市の特定の繁華街を対象に集中的に新型コロナウイルスのPCR検査を行った結果、感染確認は1000人余りのうち2人にとどまっていたとして「水戸の夜の街のクラスターは事実上の収束宣言をしたい」と述べました。

茨城県は感染者が複数確認された水戸市内の繁華街の大工町や泉町などを「特定繁華街」として、今月1日から、店の従業員や利用客を対象に集中的にPCR検査を実施しました。

その結果、今月21日までの間に、この地域の店の半数近くにあたるおよそ330店の従業員や利用客など合わせて1082人が検査を受け、感染が確認されたのは2人だったということです。

また、今月9日以降、この検査での新たな感染は確認されていません。

この結果を受けて、大井川知事は24日、臨時の記者会見を開き、水戸市の夜の街に関連する感染は限定的だとして、集中的なPCR検査の実施を終えることを発表しました。

大井川知事は「水戸の夜の街のクラスターは事実上の収束宣言をしたい。集中的な取り組みによって、感染を早期に特定し、クラスターの発生を未然に防ぐことができた。感染対策を取りながら『特定繁華街』の店に足を運んでいただきたい」と述べました。