G20の貿易を担当する閣僚らによるテレビ会議には日本から梶山経済産業大臣らが参加しました。
この中で梶山大臣は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大にともない、一部の国が医療物資などの輸出を規制していることを念頭に、世界経済に悪影響を及ぼさないようこうした措置はできるだけ速やかに解除することが重要だと呼びかけました。
WTO=世界貿易機関が4月に公表した報告書によりますと、世界では80の国や地域でマスクやゴーグル、防護服といった医療物資の輸出を規制する措置がとられていて、物資を必要とする国に行き届かないことが懸念されています。
また梶山大臣は感染拡大の防止策としてデジタル技術の活用の重要性が増しているとして、インターネット上の取り引きなどのルール作りを加速させていくことを提案しました。