玉県 軽症者用にホテル
150室余確保 415室に

新型コロナウイルスに感染して自宅待機中だった埼玉県の男性2人が死亡し、軽症患者などの療養先が課題となる中、埼玉県は軽症患者が一時的に療養するホテル、150室余りを新たに三郷市に借り上げたと発表しました。

埼玉県内では、今月、軽症と診断されて自宅待機中に容体が急変した男性2人が死亡しました。

このため県は、軽症の患者は自宅ではなくホテルで一時的に療養してもらう方針に変更し、ホテルの確保を進めてきました。

その結果、三郷市内のホテル「東横INNつくばエクスプレス三郷中央駅」の153室を新たに確保したということです。

埼玉県内で軽症患者向けに確保された部屋は、すでに確保したさいたま市と熊谷市の2か所のホテルを合わせて415室となりました。

県によりますと、各ホテルには、医師や看護師が常駐し、血液中の酸素濃度を測る医療機器の配備も進めて、患者の容体急変に備えることにしています。

埼玉県内では、医療機関のベッドの確保が追いつかないため、自宅で待機している感染者が350人以上いるということで、県は来月6日までに合わせて1000室のホテルの確保を目指すことにしています。