マスク不良品問題 納入
4社の名前公表 官房長官

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、政府が妊婦向けに配布した布マスクから不良品が見つかった問題で、菅官房長官は、マスクを納入した4社の名前を公表しました。

新型コロナウイルスの感染拡大で、政府は、妊婦向けに配布した布マスクから不良品が見つかったことから、配布を一時停止し原因を調べています。

菅官房長官は午前の記者会見で「妊婦用のマスクは、介護施設など向けの2000万枚のうち50万枚を配布したもので、これまで『興和』、『伊藤忠商事』、『マツオカコーポレーション』の3社からの納入分の配布が確認できたので、公表していた」と述べました。

そのうえで「この週末に改めて確認したところ、『ユースビオ』からの納入分も妊婦用に配布されていたことが確認できた。妊婦用のマスクを納入した事業者は4社となる」と述べました。

議員会館の事務所にもマスク届く

政府が配布している布マスクが各議員の議員会館の事務所にも届けられていることについて、菅官房長官は午後の記者会見で、「迅速で確実に全世帯への配布を行う観点から国内の各世帯の住所を把握している日本郵便の全住所配布システムを活用しているところで、さまざまな事業者に届いている場合もあると承知している。仮に本人が使わなくても、有効に活用してほしい」と述べました。

また、菅官房長官は、ホームレスなどへの配布方法も検討していく考えを示しました。