状なくても妊婦の
ウイルス検査実施へ」福井県

福井県は、妊娠中の女性を対象に新型コロナウイルスの症状がなくても医師の判断でウイルス検査を行えるようにすることを発表しました。母子感染のリスクを防いで安心して出産してもらうのがねらいで、福井県によりますと、こうした取り組みは全国でも初めてだということです。

福井県によりますと、症状がないため新型コロナウイルスに感染していることに気付かずに出産や育児を行った場合、赤ちゃんが感染する「母子感染」のリスクがあるということです。

このため福井県は、妊娠36週から39週までの妊婦を対象に、主治医が必要だと判断すれば症状がなくても新型コロナウイルスの検査を受けられるようにすることを決めました。

具体的には24日から対象の妊婦は順次、検査を受けることができるということです。

福井県によりますと、こうした取り組みは全国でも初めてだということです。

記者会見した福井県健康福祉部の窪田裕行部長は「感染が広がる中で県内の妊婦から不安の声が寄せられていたので産科医と相談して対応することにした。福井の将来を担う子どもたちを出産する妊婦さんたちに安心して出産していただきたい」と話しました。